3PL柱に成長戦略描く 「基本回帰」スローガン
日本ロジックス(楠本佳弘社長、大阪市城東区)は今期のスローガンに「基本回帰」を掲げる。日本ロジックス単体の売上高は2011年3月期で40億円と、前の期に比べ18%アップ。グループ合わせた総売上高も45億円と事業拡大する中、楠本社長は「成長していく過程で、品質面、組織面の慣れをなくす意味で,基本に立ち戻りたい」と,次のステップへ向け足元を固め直す考えだ。
同社は1953年6月に百貨店専属の会社、三共運輸として発足。64年4月、楠本運送に社名変更し、93年には大阪―埼玉の特別積合せ事業免許を取得した。4年前に日本ロジックスに改め、現在、総合物流企業としてもアセット型3PL事業を積極的に推進する。
一方で,「関西・関東圏100キロ拠点構想」に基づき拠点を整備。2006年5月埼玉県春日部市、08年11月滋賀県竜王町、09年3月三重県伊賀市で物流センターを開設したほか、昨年3月に東大阪市内で、敷地面積7,160平方メートル、地上4階建て、述べ床面積9,950平方メートルの物流センター「東大阪西岩田倉庫」を取得した。同センターは、自動車部品メーカーの部品管理センターとなっている。
このほか、同8月には八尾市に営業所も開設。電気機器の保管から流通加工、特約加盟店向け配送業務も手掛ける。
サードパーティー・ロジスティクス(3PL)事業は、10年前に菓子メーカーの倉庫運営から配送までを一括で受注したのが最初の案件。月商200万~300万円の取引だったものの、倉庫管理システムのノウハウを学び、基礎を築いた。
提案力持つ人材を育成
ことし3月には、荷主企業が東日本大震災で拠点分散を検討していることを受け、東大阪市に3階建て、延べ床面積3300平方メートルの倉庫を確保した。
来秋には埼玉県で新拠点も完成する予定で、楠本氏は「関西での拠点整備がかなり進んできた。運送に保管や流通加工といった機能を付け加えることで、営業しやすくなる。今後は価格競争力だけでなく営業力、提案力を持つ人材を育成していき、エリアナンバーワンの企業を目指す」と話す。
物流ニッポン記事(PDF 181KB)

